2014年3月4日火曜日

エンジニアのための「セーブポイント」仕事術

よくロールプレイングゲームだとセーブポイントってあるじゃないですか。最近のゲームはいつでもセーブできるものが多いと思いますけど、昔は特定の場所でしかセーブが出来なくて、それをセーブポイントと呼んだわけですよ。うっかり失敗して全滅して、セーブポイントまで戻らざるを得なくなった、なんて経験した諸氏も多くいらっしゃることでしょう。あれは実に時間を奪ってくれましたよね。

さて、ITエンジニアとして仕事してますと、なんか仕事にも「セーブポイント」に似たようなものがあると感じるんですよね。例えばプログラミングだったら、とあるモジュールのコードを書いていて、最後まで書き終わればそれで「セーブポイント」に達したようなもので、そこで仕事をやめても次から続きをすんなり開始できるわけですが、途中でやめて帰ると、次の日前日にやってたことを思い出さなくちゃいけなくなり、結局前日に書いたコードを読み直さないといけなくなってしまうので、それが以前の「セーブポイント」まで戻される感覚に近いわけです。他の仕事、例えば事務作業なんかだと別にいつ仕事を中断しても続きから始められるのかもしれませんが、エンジニアの仕事だとそうは行かないと思います。

その意味で、自分の仕事はどこまでやったら「セーブポイント」なのか常に意識しておくと仕事の効率を上げることができます。例えば、帰る予定の時刻まで残り1時間しかない状況で、「セーブポイント」まで2時間かかりそうな仕事を始めると、結局「セーブポイント」に達する前に帰る時刻になってしまい、無駄が生じるわけですよ。

ここで注意していただきたいのは、「セーブポイント」と言っているのは仕事の全体量を言っているのではないってことです。上で挙げた例でも、残り1時間だから「1時間で終わる仕事をしよう」と言いたいのではないのです。例えば全体が6時間かかる仕事でも、「セーブポイント」が1時間おきにあるのであれば問題ないわけですね。

もしフレックスタイム制など時間の調整の自由が効くのであれば、日々の勤務時間を「セーブポイント」のキリの良い時間に合わせるという手も使えます。そうすれば仕事の効率をかなり上げることができます。

ということで、普段から仕事をする上でも「セーブポイント」を見つけるようにしておくといいですね。

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