2014年4月16日水曜日

常にビルドして「動く状態」を維持しつつ開発する

昨日、今開発している製品のプロトタイプ版が欲しいと突然言われましてね。とりあえず今週中を目処に提供することになったんですよ。その時、特に困らずに返答することが出来たのは、「動く状態を」なるべく維持しつつ開発を進めているおかげかな、と思いましたね。

ウォーターフォール型の開発プロセスだと、別々の部分を別個で作り、組み合わせるのは最後の最後であって、それまでお互いに組み合わせて動かせるかどうか分からないという話ですが、正直その方法はリスクが大きすぎます。

そうではなく、最初は最低限の形であってもビルドが通って「動く状態」の物を作るところから初めて、徐々にプログラムを大きくしていけば、突然プロトタイプ版が欲しいなんて言われた場合でも、それほど困りません。

僕の開発スタイル自体もプロトタイピング的であり、真っ先に行うのは部品を細かく作ることではなく、全体像をイメージできるミニチュアを作ることです。だから、開発はそのミニチュアに色々な部品を足したり、膨らませて大きくしたりすることになりますね。

その際にはやはり、ビルドが通って「動く状態」を常に維持することが大切です。ビルドがないスクリプト言語による開発の時も、動作させることのできる「動く状態」を維持するという意味では同様ですね。

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