2014年7月11日金曜日

オープンソース時代こそ「コメント力」を

オープンソースとしてソースコードが公開されているソフトウェアを仕事で使ってたりするんですが、その際にソースコードを読み込んで目的に合わせてコードを追加したり改造したりするんですよね。で、何が一番大変かって言うと、そのソースコードを書いた作者の"意図を読み取ること"です。

プログラムの動作自体はソースコードそのものを読めば分かります。ただ、この変数をここで加算して、この関数に引数として渡して・・・といったプログラミング言語の処理自体は分かっても、そのソースコードが"何を目的に書かれているのか"が分からなければ意味がありません。

結局、ある一部分の動作がどういう意味を持つのかを知るために、関連するソースコードがを読み漁り、相当広い範囲を調べてようやく分かったりします。ただ、そこまで時間がかかるのには理由がありまして、ソースコードに"コードの目的・意図を記述した"コメントがほとんど無い場合にそうなるのです。

前にも書きましたが、ソースコードを読めば分かるってのは嘘ですからね。プログラムの機械的動作は確かに分かりますが、コードの目的や意図まで読み取るのは簡単ではありません。もちろんソースコードの関連する部分を含め広い範囲を読めば見えてくるのですが、しかしそれもどうなんでしょうか。

やはり、オープンソース時代であるからこそ、ソースコードを読む人に対する配慮は大切だと思うし、だからこそ、コードの目的や意図を分かりやすく記述できる「コメント力」が大切だと思うんですよね。

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