2014年7月19日土曜日

書籍「パーフェクトRuby」読了

書籍「パーフェクトRuby」(Rubyサポーターズ著、技術評論社)を読み終わりました。技術書として読み応えのある一冊であったと思います。

Rubyは基本的な文法をマスターすることはもちろんですが、次に組み込みクラスとモジュールの理解が重要です。組み込みクラスとモジュールをしっかり理解しているかどうかは、Rubyを使いこなす分かれ目にもなります。ここが網羅的に分かりやすく書いてあったのは大変勉強になりました。

加えて「パーフェクトRuby」を読むまではあまり知らなかったメタプログラミング系の知識が得られたのも大きかったと思います。Rubyにおけるクラスやオブジェクトの成り立ちや、動的なオブジェクトの操作についての理解は、現場でのOJT的な勉強だけだとなかなか身に付けづらいものがあり、こういった書籍での体系化された知識に触れることが理解に大いに役立ちます。

さらに、BundlerやYARDなどのよく使われる標準外のツールの説明や、実際のアプリケーション開発をコマンドラインアプリケーションとWebアプリケーションを具体例として解説してあるのもいいポイントでしたね。Webアプリケーションの方は、RackやSinatraといった業界標準のツールにも触れていて、僕も実際仕事で使っているものですが、知識を補完することが出来ました。

それにしても技術評論社のパーフェクトシリーズは良書が多いと思います。「パーフェクトPHP」「パーフェクトJavascript」に続き「パーフェクトRuby」もリファレンス本として手元においておく一冊にしようと思います。

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