2014年7月23日水曜日

プログラミングは "新規" と "追加・修正" で全く異なる

最近思うんですが、プログラミングっていうのは、それが「新規」つまり「そのプロジェクトに関しての過去のコードが全く存在しない状態からコーディングする」のと、「追加・修正」つまり「そのプロジェクトに関して既にコードが存在し、それに対して追加あるいは修正を加える」のとでは、全く異なったものになりますね。もう少し詳細に言うならば、「追加・修正」の中でも、たとえプロジェクトに関しての過去のコードがあったとしても、実装しようとしている機能が他の機能から比較的独立しており、かつ、そこに関する部分のコードがまだ存在しない場合、「新規」に近いとみなすことができます。

さて、「新規」の場合、ソースコードの配置(どのファイルにどういった内容をコーディングするのか)、論理構成(どんなクラス・メソッドを作成してどのような役割を分担させるか、あるいはクラス・メソッドが既に用意されているフレームワークの選定)など、自分で骨組みを考えていきます。また、細かい話で言えば、クラス・メソッド・変数などの命名規則、空白や括弧のコーディングスタイルなども自分で決めていくわけです。

一方、「追加・修正」の場合は、上記で書いたようなことは(中途半端な状態で引き継いだのでない限り)元から全て存在しています。ですから、ソースコードの配置を勝手にできません。例えば画面描画のためのソースコードを集めて置いてあるフォルダに、いきなりDB接続用のソースコードを置くなんて暴挙は言語道断です。あるいは、すでにあるクラスと同じ役割のクラスを勝手に作ったら自分でさえ混乱しかねません。変数の命名規則を無視すると他のコードとの連携でミスを誘発し、バグの温床になります。要するに、既に存在するコードの規則に従うことが原則です。

従って、同じプログラミングとはいえ、「新規」と「追加・修正」では頭を切り替えなければいけません。

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