・細かいことを気にする人
まず最初はこれ。ネットワークやサーバの構築であれソフトウェア開発であれ、小さな違和感に気づき見逃さないことはITエンジニアとして非常にいい素質だ。具体的には仕様の矛盾やプログラムのバグといったものだが、そのようなミスはプロジェクトの初期に発見すればたいしたことがなくても、発見が遅れてプロジェクトが進行してしまうと大問題になってしまうことはよくある。神経質なくらいが丁度いいと言える。・こだわりがある人
プログラミングをしていると、こだわりがあるかどうかはハッキリとコードに現れる。それは各種要素の命名規則であったり、制御構造の書き方であったり、構造化の度合いであったり様々だが、こだわりがある人はこれらのことに統一性があるコードを書く。そういうコードはバグも少ないうえ、他人が手を入れるときも作業しやすくて助かる。なにより美しい。これはプログラミングだけに限らず、各種設定ファイルや仕様書などのドキュメント類にもあてはまる。・完璧主義な人
何事も両極端は良くないのはもちろんだけれど、元々完璧主義の人がスケジュールなどを考えて意図的に完璧さを抑えるのと、元々完璧主義ではない人が、絶対にミスの許されない部分に必死に意識を向けるのでは、前者のほうが容易なのは納得できるだろう。・マニアックな人
仕事に限らず趣味でも何かに没頭し、普通はそこまで知らないようなことも知っていたり、普通やらないようなこともやっているような人、ということ。ITエンジニアの世界でも技術を追求することはプロとして当然ではあるが、趣味でもマニアックな領域に突っ走れる人のほうが簡単に高いレベルに辿り着けることは言うまでもない。・空気を読まない人
プロジェクトが失敗するパターンの一つは、きっちり意識合わせを明確に行えてないのに、なんとなく進んでいってしまって、後になって意識のズレが発覚するパターンだ。要するに「こうだろう」と勝手に推測するのが間違いの原因であって、実は空気を読めない人のほうがこの壁を突破できる可能性が高い。「あれ?そもそもこれって、これでいいんでしたっけ?」と流れを無視して突っ込める方がいい。・付き合いの悪い人
そもそもITエンジニアの職場では飲み会は少ないし、たとえあっても断ったって仕事に支障は出ない。多分、忘年会すら全く出なくても問題ない。むしろ、自分の時間を大切にするなり、独自に技術を研究するなりする人の方が仕事のクオリティも上がるというものだ。・上司の言うことを聞かない人
エンジニアの世界では技術的に正しい事こそ正しいのであって、例え目上の人だろうが関係ない。相手を悪い気分にさせる必要はないが、自分が正しくて相手が間違っていると思うなら主張を曲げるべきではない。「課長が黒といえば黒、部長が白といえば白」みたいな価値観はエンジニアにはありえない。さていかがだろうか。よくある特徴から一般的には欠点とされる特徴まで書いてみた。特に後半で挙げた特徴は、他の職種だと苦労するかもしれないが、ITエンジニアにおいてはむしろ活かせる特徴になる。思い当たるフシがある人はITエンジニアの世界に足を踏み入れたら幸せになれるかもしれない。
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