2014年5月16日金曜日

やっぱり、銀の弾丸などない

僕も一時期はアジャイルに傾倒して、アジャイルこそ開発現場の諸問題を解決する究極の方法だなんて考えてた時期もありましたが、結局状況によりけりだってことを分かってきました。

テスト駆動開発(TDD)にしても、TDD原理主義者に言わせれば、いかなる状況においてもテストを先に書くべきだ、って言うんでしょうけれど、それもどうなんですかね。例えば今まで経験のない言語やフレームワークやライブラリを使う場合に、どういう結果が返ってくるか予想すらつかない場合には、テストを先に書くよりもまず、実際に色々コードを書いてみて、その動作やコーディングの勘所がある程度つかめる状態になってからテストファーストに切り替えたほうが効率がいいと思いますし。

アジャイルにしろTDDにしろ、もちろん僕は非常に優れた方法論だと思うし、実際に自分自身でも仕事の中で使っています。ですが、原理主義的にギチギチにルールを縛って適用するんではなくて、ちょっとルールを破ることがあっても、現実にうまい具合にあてはめていけるんならそれでいいんじゃないですかね。

銀の弾丸などない、という言葉をあらためて噛みしめるこの頃であります。

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